【マタイによる福音書1・16,18–21,24a】
「イエス・キリストの誕生」
ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。
イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」
ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、
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聖書 新共同訳:マタイによる福音書1・16,18–21,24a
©︎共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation
©︎日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988